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子どもの勉強をめぐる「夫婦の温度差」
子どもの勉強について、夫婦の意見が合わない。「もっと勉強させたほうがよい」と言う親と、「そこまで急がなくてよい」と言う親。あるいは、「誰が宿題を見るのか」をめぐって、いつも、一方に任されている。
勉強の見守りは、時間と気力を、毎日使う仕事である。家事・育児の分担のなかでも、負担が偏りやすく、夫婦の言い争いの種になりやすい。
この記事では、子どもの勉強を、夫婦でどう分担するか、そして、オンライン教材を選ぶときの考え方を整理する。
1. まず、夫婦で決めておく3つのこと
① 目標:何のための勉強か
「成績を上げたい」「学校の授業についていきたい」「苦手を克服したい」「学習習慣をつけたい」など、目標が、夫婦で食い違っていないかを確認する。目標が違うと、どんな教材を選んでも、すれ違う。
② 子どもの様子:本人はどう感じているか
子ども本人の気持ちを、聞く。「勉強が嫌い」のか、「分からなくて嫌」なのか、「やり方が合わない」のか。理由によって、対応が変わる。
③ 分担:誰が、何をするか
勉強の見守りには、複数の役割がある。
- 管理: 宿題・提出物・テストの予定を、把握する。
- 声かけ: 学習の時間を促す、進み具合を聞く。
- サポート: 分からないところを、一緒に考える。
- 連絡: 先生・塾・教材の事業者との、やりとり。
全部を、一方が担わない。 役割ごとに、分担を決める。
2. 教材の種類と、向き不向き
| 種類 | 特徴 | 向く場合 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 学校の宿題・ドリル | 費用が少ない。学校の内容に沿う | 学習習慣づくり | 保護者の見守りが必要 |
| 通信教育(紙・タブレット) | 自宅で、自分のペースで学べる | 基礎の定着、習慣づくり | 続かないことがある。保護者の関与が必要 |
| オンライン教材(AI・動画など) | 自分のペースで進められる。苦手に戻れる教材もある | 学年にとらわれずに学び直したい | 画面の時間。子どもの集中力。続けやすさ |
| 塾・家庭教師 | 人が教える。質問できる | 個別の指導が必要 | 費用・送迎・相性 |
どれが正解ということはない。 子どもの状況と、家庭の事情で、選ぶ。
3. オンライン教材を選ぶときの6つの視点
① 学び方:学年に合わせるか、本人の理解度に合わせるか
教材によって、学年に沿って進むものと、理解度に合わせて、さかのぼって学べる(無学年式など)ものがある。つまずきの原因が、前の学年にあるときは、後者が向くことがある。
② 保護者の関わり方
教材が、保護者の関与をどこまで想定しているかを確認する。保護者が、毎日付き添うタイプか、進み具合を確認するだけのタイプか。自分の家庭が、どこまで関われるかに合わせる。
③ 続けやすさ
勉強が続かない原因は、教材だけではない。1日の学習時間の目安、ゲーム性、ごほうびの仕組みなど、子どもが続けやすい工夫があるかを見る。
④ サポート体制
分からないときに、質問できる窓口があるか。学習の進み具合を、保護者が確認できる仕組みがあるか。
⑤ 料金と、契約の条件
- 月額か、一括か。
- 入会金・教材費は、かかるか。
- 解約の条件・時期。
- 無料体験・資料請求があるか。
金額が、「家計の中で、続けられる範囲」かを、先に確認する。→ 夫婦で固定費を見直す順番
⑥ 子ども本人の気持ち
最後は、子どもが、続けたいと思えるかである。体験の機会があれば、親が決めるのではなく、子どもと一緒に試す。
4. 家庭での役割分担の例
| 役割 | 例 |
|---|---|
| 管理(予定の把握) | 平日は母親、休日の予定の確認は父親 |
| 声かけ | 日替わりで、夕食後に、進み具合を聞く |
| 質問対応 | 得意な科目ごとに分担する |
| 契約・お金の管理 | 家計の管理者が担当する |
| 先生や事業者との連絡 | 夫婦のどちらかが、窓口になる |
重要なのは、固定することではなく、見直す日を決めておくことである。子どもの成長や、家庭の状況に合わせて、変える。
5. 避けたいこと
- 夫婦の一方が、勉強の責任を、全部引き受ける。 負担が偏ると、関係に影響する。
- 子どもを、きょうだいや他の子と、比べる。
- 叱ることで、やらせる。 勉強が、苦痛と結びつく。
- 「必ず成績が上がる」という、宣伝を鵜呑みにする。 効果の感じ方は、子どもによって異なる。
- 不登校・発達特性などの心配がある場合に、家庭の努力だけで抱える。 学校、自治体の教育相談、専門機関に相談する。
教材を試すときは、無料の体験・資料請求から
教材は、子どもに合うかどうかが、使ってみないと分からない。契約の前に、無料の体験や資料請求で、子どもと一緒に確かめるのが先になる。
オンライン教材の一例に、「すらら」(株式会社すららネット)がある。学年にとらわれず、さかのぼったり、先へ進んだりできる「無学年式」の教材で、小学生から高校生までの5教科に対応している(広告主の案内による)。料金、契約の条件、体験の有無は、公式サイトで確認してほしい。効果の感じ方には、個人差がある。
まとめ
- 子どもの勉強の見守りは、毎日の仕事であり、夫婦の負担が偏りやすい。目標・子どもの気持ち・分担を、先に夫婦で決める。
- 教材は、種類ごとに向き不向きがある。オンライン教材は、学び方、保護者の関わり方、続けやすさ、サポート、料金、子ども本人の気持ち、の6つの視点で選ぶ。
- 役割を分け、固定せず、見直す日を決める。
- 子どもを比べない、叱ってやらせない、宣伝を鵜呑みにしない。
家事・育児全体の分担は、子育て負担バランスでも確認できる。
※本記事は一般的な情報であり、個別のサービスを推奨するものではありません。この記事は、監修者の阿部泰尚が内容を確認しています(監修範囲は監修者紹介をご覧ください)。